【コラム】長時間座っていると首、肩、背中の張りや痛みでお困りの方

こんにちは。Athlete-villageの増田です。

私は柔道整複師の資格を持っており、静岡県を中心に店舗展開をしているアーチフィジカルグループのAthlete-village浜松と、アスリート鍼灸整骨院に勤めています。

お身体の不安や痛みをお持ちの方はもちろん、パフォーマンスアップなど目標に向かって頑張っている方のトレーニング指導をさせて頂いています。

今回は、特にここ2、3年で増えている首・肩・背中の張りや痛みについてお話していきます。

外に出ることが減り、お家での仕事など座っている時間が増えたから出はないかと思われますが、なぜ座っている時間が長くなると張りや痛みが出てしまうことが多くなってしまうのでしょうか。

 

立ち仕事で腰が痛くなってしまう方はこちらも参考にしてください!!

 

答えを先に言ってしまうと、皆様もお分かりのように「姿勢が悪いから」ですね。

まず、どのような姿勢が良くないのでしょう。

AとBの写真、パッと見ただけでもBが悪い姿勢だとわかると思います。Bは、首が前に出て背中は丸まり、いかにも痛くなりそうです。

ではなぜBの姿勢だと痛みが出てしまうのかを説明していきます。

それを知るには、私たちがこの地球上で生活する上で常にかかっている「重力」を知る必要があります。

簡単に説明すると重力とは地球上で物体が地面に引き寄せられる力のことですね!誰もが知っていることだと思います。

ここからがポイントです。

その重力に対して姿勢を保持するために、わたしたちの身体には坑重力筋というものがあります。重力に負けて倒れないように支えるための筋肉ですね。

これは常に働いているものなのですが、今回は座っている姿勢で見ていきます。

座位姿勢では、

耳たぶ(耳垂)ー肩(肩峰)ー座骨(結節)までが1直線になっている姿勢が良い姿勢です。すなわち、坑重力筋がバランスよく支え合っている状態です。(このAの写真だと下の本を読んでいるので、少し首は前にあります)

では、Bの姿勢ではどうなっているでしょうか?

赤の曲線の所の坑重力筋が特に姿勢を支えようと頑張っています。重力に押されているので、赤い曲線にある首や肩、背中の筋肉がずっと引っ張られて悲鳴をあげています。

この姿勢をずっとしていれば痛みが出そうではないでしょうか。

 

では、Bが何で悪い姿勢かわかったところで、実際にAの姿勢でお仕事や勉強をやってみてください。

Aの姿勢をとっていると、だんだん疲れてくると思います。それは、今まで使っていなかった坑重力筋が働いてくれているからです。

しかし、なかなかAの姿勢を続けるのはしんどい。そこで、皆様にやって頂きたい姿勢。それが、このCです。

この姿勢にすることで、Bの悪い姿勢で頑張り過ぎていた筋肉には負荷はあまりかかりません。

 

なぜなら、重力に押されると逆に前に倒れていくことになるので、首や肩、背中の筋肉には負担がかかっていないからです。

 

自粛が続き運動不足が気になる方はこちらもどうぞ!!

 

これなら、今からでも始められると思います。ずっと座っていても痛みの出にくい姿勢をとってお仕事や勉強、頑張っていきましょう!!

 

それでも、張りや痛みが改善されない場合もあると思います。そのときは、固まって動かしづらくなっている筋肉を動きやすいようにリリースや、ストレッチをしてあげること。良い姿勢を維持するための筋肉を使えるようにトレーニングをしていくこと。

これらも必要になってくると思います。

 

気になることがありましたら些細なことでもいつでも私たちにご相談ください。

 

 

柔道整複師

増田鮎美

 

ARCH Village

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