【コラム】野球やソフトボールの投球での肩の痛み(浜松市)

こんにちは。Athlete-villageの増田です。

私は柔道整複師の資格を持っており、静岡県を中心に店舗展開しているアーチフィジカルケアグループのAthlete-village浜松と、アスリート鍼灸整骨院に勤めています。

お身体の不安や痛みをお持ちの方のリハビリはもちろん、目標に向かって頑張っている方のトレーニング指導をさせて頂いています。

今回は私自身が実際にやっていたソフトボール・野球での投球時の肩の痛みについてお話ししていきます。

オーバースロースポーツでのよく出やすい痛みですね。

 

まずは投球動作をフェイズ(局面)ごとに見ていきましょう。

1 ワインドアップ期

動き出して軸足の片足立ちが完成するまで

2 アーリーコッキング期

踏み出し足が地面につくまで

3 レイトコッキング期

踏み出し足が地面について投球側の肩が最大外旋位になるまで

4 アクセラレーション期

最大外旋位からボールリリースまで

5 フォロースルー期

ボールリリースからピッチング終了まで

投球動作はこのような流れで行われています。そして、次は肩関節の動きです。投球に特に大事な内旋・外旋という動作は、このような動きのことを言います。

 

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私が今まで診させて頂いた野球をしていて肩に痛みのあるクライアントさんのほとんどが、投球側の肩関節の外旋の可動域は正常もしくは過剰。そして内旋は可動域に制限が認められました。

これは投球を繰り返すことで関節包前面が伸張され、組織の弛緩が起きているのに対して、関節包後面は緊張(固まり縮まっている)していると考えられます。

それを、投球フェイズに当てはめるとレイトコッキング期で肩関節は最大外旋位になります。そこから速いボールを投げるには、踏み出し足が地面に着いたときの反力を使っていっきに内旋になります。

ただ、先程の話のように内旋の可動域が低下していると無理な捻れが起こり肩を痛めたり、速いボールが投げられなかったり・・

そんなことが起こってくると思います。

 

要するに、肩関節の後面部の組織(関節包や靭帯、筋肉)が固まってしまっていると内旋の可動域制限を起こしてしまい、痛みやパフォーマンス低下に繋がってしまうと言うことです。

 

では、今回は肩関節の後面部の固さを出さないために家でも簡単にできるリリース&ストレッチをご紹介します。

リリース 1分

ストレッチ 20秒

 

これで肩関節後面部の硬さが少し緩んできたと思います。それでは、ここでもうひとつ。

棘下筋のストレッチをお伝えしていきます。

棘下筋とは、回旋腱板のひとつで肩関節の後面から、上腕骨に付着し、肩関節の外旋に作用する筋肉です。これをストレッチすることで、さらに内旋の可動域を出すことができます。

まず、ストレッチしたい方(投球側)の肩を下にして横向きで寝ます。肩関節と肘関節を90度にして、そこから内旋方向に行けるところまで倒します。これ以上いかないというところで、反対側の手で手首を持ち、投球側は外旋方向に、反対側の手は内旋方向に、5秒間押し合ってください。5秒たったら、力を抜きます。

すると、始めよりも内旋方向にいきやすくなっていると思います。それを、5回くらい繰り返してみてください。

肩の痛みにも、それぞれいろんな症状があります。どこを、どのように痛めているのか、なぜ痛めてしまったのかを知り、痛みなくプレーをしていくためには普段の姿勢はもちろんですが、投球動作を分析し、肩に負担のかかっているフェイズを見つけ出す必要があります。

私たちは、動作分析を得意としています。

気になることがありましたら、ぜひご相談ください。

柔道整複師

増田鮎美

 

ARCH Village

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Athlete Village浜松

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